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百ます計算、わり算あまり、九九プラス、順暗記などは人間の基本的生きる力を高める

単純な問題は脳の大部分を使い
複雑な問題は脳のごく一部しか使っていません。

前頭葉前頭前野は人間が人間であるための基本部分
脳の前頭葉前頭前野は
 思考、
 記憶、
 行動の抑制、
 情動の制御、
 意志決定、
 コミュニケーション
など人間として大切な部分をつかさどっています。 今の子供の、きれやすい、引きこもりなどは前頭葉前頭前野が関係しています。

前頭葉前頭前野を鍛えるには
 では前頭前野を鍛えるにはどうすればよいのでしょうか。それは前頭前野を使うことです。

読み書き計算と前頭葉前頭前野
 ファンクショナルMRIという機械を使い脳のどの部分がよく使われているか調べてみると、興味深いことがわかりました。
大学生に
 1+2などの計算
を早くさせます。当然つまらないので脳はあまり使われていないと予想されましたが、右脳も左脳も前頭前野をたくさん使っていることがわかりました。ただしゆっくりやるとあまり脳は使われません。また、
 数を数える
という単純なことでも前頭前野がたくさん使われます。
逆に難しいこと、例えば
 54÷(0.51−0.19)=
などの計算の問題や
 文章題
をやっても前頭前野は右脳は全く使われません。左脳も前頭前野のごく一部が使われるだけであることがわかりました。
つまり前頭前野をたくさん使うには
 簡単な問題を早く解く
ことが重要なのです

このほかに
 文章を聞く
 書いて覚える
 音読
も前頭前野をたくさん使うことがわかりました

生きる力と読み書き計算
また
 創造力
 コミュニケーション力
という生きる力の基本となる力も、これらを使うときの脳の場所と
 読み書き計算
をするとき使う脳の場所は同じなのです。


日頃の勉強
勉強のはじめにすると
 脳を活性化し
 集中力を付けて
勉強を始めることができます。
また
 両親との話すこと
 子供同士で遊ぶこと
も前頭前野をたくさん使うので、日頃からその環境を作ることが重要でると思われます。


(東北大学未来科学技術共同研究センター 川島隆太教授の研究を参考にさせていただきました


以上をまとめると


簡単な計算を早くする(複雑な問題ではだめ、早くやらなくてはだめ)

前頭葉前頭前野が使われる

前頭葉前頭前野が鍛えられる

思考、記憶、行動の抑制、情動の制御、意志決定、コミュニケーション、創造力が鍛えられる

よって百ます計算、わり算あまり、九九プラスなどは単に、計算力が付くだけでなく、人間の基本的生きる力を高めることが期待できるのではないでしょうか。


 実際、当社の運営する塾で、過去を振り返ると、パソコンの自由時間を与えた時、成績上位者は例外なく、単純な計算問題(特に約数=近日発売予定)を選択して実施しておりました。彼らは驚異的な速さで塾内1位をとりました。中学生には簡単すぎる問題なので、彼らは気分転換でやっているのだと思っておりましたが、今回の川島先生の研究を知り、脳の活性化に有効であったのだと喜んでおります。

算数 国語 社会 低学年・幼児 フリー
百ます計算
百問計算
あまりのあるわり算
数字暗記
九九プラス
四字熟語 都道府県
歴史人物
旧国名
ドッツカード
順暗記
図形認識
パズル



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